teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

他のスレッドを探す  スレッド作成

新着順:2/23 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

R part3

 投稿者:stupid  投稿日:2009年12月18日(金)03時45分41秒
  通報 返信・引用
  その手紙は鉛筆で書かれていた。 それは「なつかしい友へ」というあいさつの言葉から始まっていた。 そして、"私はしばらくの間、手紙を書くつもりである。しかし、私は、いつも書くことを後回しにする。" という手紙の一文が私に自身のことを思い出させた。 そして、さらに続けて手紙には、彼はしばしば、彼ら(Ed and 運転手)がお互いに近所に住んでいた、あのよき時代について考えていた、と書いてあった。 手紙には、例えば、ティム・シェイが窓ガラスを割った時のこと、パーカーの扉を結んだハロウィーンのこと、そして、放課後よくカルバーに引き止められたこと、といった、おそらく運転手には何か意味があることについて触れられていた。 「あなたは彼と一緒に多くの時間を過ごしたに違いない。」 私は彼に言った。 「その手紙に書いてあるように。」 彼は答えた。 「私達がその当時使わなければならなかったのは時間ぐらいだった。」 彼は首を横に振った。 「時間なんだよ。」 私は手紙の次の段落の、 『私はこの手紙を"なつかしい友"で始めたのは、それが長い年月の末に二人がなったものだからだ。 生きている人は多くない。』 という文章が少し悲しく感じた。 「あの...」 私は彼に言った。 「ここに、生きている人は多くない。とあるが、それは全くその通りだ。例えば、私が同窓会に行く度に、まだ活躍している人がどんどん少なくなる。」 「時が経つ。」 運転手が言った。 「あなた達二人は同じ場所で働いていたのですか?」 私は彼に尋ねた。 「いいえ、しかし、私達二人が独身の時、同じ街角をぶらぶらしていたことはありますね。それから、二人とも結婚して、ときどきお互いの家に行き来していました。しかし、ここ20,30年は、ほとんどXmasカードをやりとりする程度になってしまいました。勿論、Xmasカードにはお互いにいつも、家族のこととか、えっと、子供がどこでどーしたとか、新しい孫のこととか、そのようなものを書き添えたけど、それは本当の手紙と言えるものではなかったよ。」  
 
》記事一覧表示

新着順:2/23 《前のページ | 次のページ》
/23